~ 学校情報 ~

磐田市立
向陽中学校

 KOYJUNIOR HIGH SCHOOL
〒438-0013
静岡県磐田市向笠竹之内1162番地2

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2021/11/12

SPEAK&学校運営協議会

| by 管理者
育て方に迷ったときは、自分に質問するといい。
「この体験を通じて、子供は何を学ぶだろうか」と。
そうすれば、必ず答えが見つかるだろう。

アルフレッド・アドラー
(オーストリアの心理学者)

本日は、SPEAKプロジェクトを本校で行いました。このSPEAKプロジェクトとは、市内のALTが一つの学校に集まり、3年生の生徒たちと小集団で英会話を行い、様々な国籍の外国人と交流をしたり、その学校の生徒の英語力がどの程度高まっているのかを評価したりするものです。

【3年生:SPEAKプロジェクト】


また、本日は第2回学校運営協議会を合わせて実施し、学校運営協議委員の皆様に1・2年生の授業の様子を見ていただいたり、3年生の英会話の力がどの程度身に付いているのかを確かめていただいたりしました。

【1年生:音楽・美術の授業】

【2年生の総合:修学旅行事前学習】

【学校運営協議会:熟議の様子】


協議の中では、委員の皆様から、本校の生徒たちの挨拶や会釈がしっかりできていることをほめる意見が多数聞かれました。また、3年生の英会話力にも大変感心をされていました。どの学級でも、生徒たち一人一人が落ち着いた様子で学習に集中していることやタブレットを使いこなしていることも感想として述べられていました。

学校運営協議委員の皆様、お忙しい中お集まりいただき、貴重な御意見をありがとうございました。
今回の話合いの中でいただいた御意見を、今後の本校の教育活動に生かしていきます。


【学校運営協議会で出された御意見】
■SPEAKプロジェクトは感動的だった。自然に学んだことを生かしていくことが大切。実践の中で得たことは本物になる。相手に分かるように伝える機会になっている。聴く姿勢が重要。子供たちの自分の考えを表現することが苦手だという結果については、子供たちだけでなく私たち大人も自分の考えを人前で表現することは苦手としていないだろうか。子供たちには自分の考えを表現することを大事にしてほしい。ICTの活用など、学びのきっかけを作っていくことを大切にしたい。

■これからのグローバル社会において、外国の人とも自発的に話せる姿が大切。数学が好きという項目に課題があるが、数学がいかに社会において役立つのかを理解してほしい。教科を学ぶことを単なる知識伝達として考えずに、その教科を学ぶ意義について、先生方は丁寧に子供たちに語ってほしい。向陽中の3年生は、家庭学習の時間が短く、ゲームやネットの時間が長いという課題があるが、家庭学習を長時間やることは本当に良いことなのかをよく考えることが重要ではないか。

■学校からの連絡文書は直接届けるか郵送で届けてほしい。以前は中学生が届けていた。市を経由するのはやめてほしい。遅くなってしまい、学校が求める返答の期限に間に合っていない。また、様々な課題に対してどのような成果が最終的に見られたのか、学校側のアンケート結果が最終的にどうなったかを再度伝えてほしい。

■昔は外国の人と直接交流するような機会は少なかった。自分自身は修学旅行で万博に行った。そのときに外国人からサインをもらいにいくことを行ったが、今はこのSPEAKプロジェクトのような直接少人数で交流できる機会があって素晴らしい。また、一人一台のタブレットがあって自由に調べられる時代になって、今の中学生が非常にうらやましいと感じる。有効に学びに活用してほしい。磐田市では小中学校の学校だよりを回覧していないという取り決めは以前も聞いたが、学校だよりを楽しみにしている。できれば回覧に入れてほしい。

■向陽中の生徒は、大変落ち着いている。挨拶や会釈もきちんとできている。大人も子供もコロナ禍で家に閉じこもっていることが多かったが、少しずつ日常が戻ってきている。部活動も少しずつ活発になってきているようだが、秋から冬にかけて、日暮れが大変早い。自転車での通学には十分に注意してほしい。歩道が片側にしかない学区の危険な道路状況は大人の責任。様々な活動に真剣に取り組む向陽中の生徒の様子は大変誇らしい。小規模校のよさ、男女の仲のよさ、子供たちと先生方の関係など、温かさや思いやりがある様子を今後も大切にしてほしい。学校のこれまでの取組に大いに感謝したい。

■自転車通学で女の子がスカートで乗る姿でどうかと思うことがある。雨の日に制服を持参しなくてもよくなったルール変更は生徒の負担軽減の面から大変良いことだと感じる。学校のきまりについて地道な改善を今後も継続してほしい。今日の訪問でも、向陽中の生徒は挨拶や会釈がよくできていると感じた。先日の合唱コンクールで、生徒たちの合唱は大変良かった。まろやかな歌声も、どの学級も真剣に歌っている姿にも感動した。講師の鶴見先生からも、他校に比べても勝るとも劣らないと聞いた。部活動については先生方の負担が大きいことはよくわかった。一方で、部活動命のような、部活動を生きがいとする子供の気持ちにも寄り添った御指導をお願いしたい。

■この1年間で学校の授業は大きく変わった。一人一台のクロームブックは効果的。通学時にクロームブックをもった生徒がかたまって話している姿もときに見かける。それが全て悪いというわけでなく、クロームブックをきっかけに、どんなことを生徒たちが熱心に話しているのだろうと興味を感じる。一方で、学校ではタブレットを使用するようになってトラブルはないかも気になる。現代の様々な環境を考えると、ゲームの時間やネットに向かう時間が多くなるのも無理はない。小中学生にネットに向かう時間を自己管理させる難しさも感じる。

■挨拶や会釈ができている。どの子供もそうだった。SPEAKは磐田市内のどの中学校でもやっているようだが、個々に小人数で英会話、外国人と交流できる貴重な機会になっている。事前に資料を届けていただいたこともあって十分に内容を吟味して会議に臨むことができた。成果や課題点のグラフ、赤の四角や青の四角で囲まれていて非常に見やすくわかりやすい。向陽中の生徒にゲームの時間と家庭学習の時間に課題があることは、小中で一体的な指導が必要ではないか。どのような家庭学習が真に有効か。社会とつながる主体的な学びが重要。地域での学びと学校での学びが環流するとよい。地域の行事も少しずつ元の状況に戻ることを期待している。

■地域と学校のつながり。交流センターの学習室を中学生が利用可能。磐田ふるさとの会、チューリップの球根を植える事業のボランティア参加。PTA活動も室谷会長を中心に組織や活動内容の改革を進めていただいていることに感謝。通学時に小中学生が接近することによって、小学生の集団を避けて車道に中学生の自転車が出る実態があり、大変危険である。事故が起きる前に何らかの対応が必要ではないか。

■部活動の先生方の負担を考えると何らかの改革は必要である。一方で、子供たちは部活動にしっかり取り組みたいという思いもあるため、簡単に休部や廃部はよく検討していただきたい。小学生のアンケート調査の結果も実際に入部をする場合は変わる可能性がある。息子がサッカー部に現在所属しているが、本人の希望として、入学時に野球部の募集をしていたら入部していたかもしれない。

■男女の仲が良いことは大変良いが、現代の子供たちの特徴ともいえるかもしれない。英会話についても抵抗なくフランクに外国人と接している。外国人が多いという地域性の影響もあるかもしれない。子供たちにやさしさがある。野球部の今後の継続については生徒数の実態に応じて検討が必要。先生方が12人で8部活を運営することの困難さを理解。

■子供にとってSPEAKは貴重な学びの機会になっていることを実感した。向陽中の生徒の実態として、穏やかで優しい。のんびりしている。地域のことが好き。一方で自信がない、人前で自分の考えを言うことに苦手意識がある。もう少したくましさを鍛える取組が必要。将来を見通す機会や視野を広げる機会が重要。先ほど話題となった「学びの意義を子供たちに伝えていくこと」はやはり大切。寅さんの映画で、勉強の価値についての台詞がある。単に上級学校がどうかということでなく、学ぶことで将来が変わることを伝えたい。社会とつながる学びが重要である。

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