News&Culture ~向陽文化~

為せば成る

2020年7月15日 22時47分

「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」

上杉鷹山 
(米沢藩第9代藩主)

今日は1学期期末テストが行われました。新型コロナウイルス感染症拡大防止対応に伴う臨時休業期間が続いたことから、中間テストは中止になりました。

特に、1年生にとっては初めての定期テストでしたが、どのように感じたでしょうか。難しかったとか、意外とできたという声も聞かれました。明日から、少しずつテストが返されると思います。

テストの状況について、保護者の方も確認していただき、頑張って成果が出ている教科はさらに向上させ、課題が見つかった教科はこれからの学習の改善について、一緒に話し合っていただくとよいと思います。

さて、今週末の日曜日から、いよいよメモリアルマッチが始まります。日曜日には、本校でバレーボールが、豊田グラウンドで野球が行われる予定になっています。
各校の選手や保護者をお迎えする準備をしていますが、天候によっては駐車場がぬかるんでしまうという問題がありました。

学校で使える予算にも限りがあるので、砂利を可能な範囲で購入しました。山になった砂利を少しずつ広げようと考えていたのですが、天候が悪い日が続き、なかなか作業が進みませんでした。

放課後に作業をしていると、男子バスケ部と陸上競技部の1年生が、作業を手伝ってくれました。



やってみると分かるのですが、雨を含んで固まった砂利を一輪車に積んだり、運んだりするのは、思いのほか重労働です。


しかし、そんな中でも、生徒たちはまるで部活動でもやっているかのように、「ファイト―!」と大きな声を掛けながら、笑顔で作業を手伝ってくれました。本当に仲良く前向きに取り組んでくれたので、楽しく作業を進めることができました。

靴や体操服、靴下が砂利の作業で少し汚れてしまいました。保護者の皆様の中には、驚かれた方もいたと思います。申し訳ありません。

生徒たちの頑張りによって、山になっていた砂利も、すっかり広げることができました。また雨が降ったり、利用したりを繰り返せば、少しずつなじんできて、今までよりも、使いやすい駐車場になりそうです。男子バスケ部と陸上競技部の1年生の皆さん。本当にありがとう。


【追伸】
さらに、特別支援学級の皆さんも、協力してくれました。ありがとうございます。

Do one's best

2020年7月10日 18時21分

「何かが障害として前に立ちはだかっているように感じても、実際には何もない。ただ、ベストを尽くすチャンスと、ある程度の成功を収められる可能性があるだけだ。」
マイケル・ジョーダン
(NBAのスーパースター)

7月9日(木)に、壮行会を行いました。

今年は、磐周大会をはじめとして、各種大会が全て中止になりましたが、メモリアルマッチや活動の締めくくりを目標に、各部では頑張っています。

後輩たちは、そんな3年生の努力を称え、応援する気持ちを伝え、励まし、3年生は最後の夏に向けての決意を後輩たちに伝える会として、今年も壮行会を行いました。

もちろん、一斉応援や校歌斉唱といった活動は行うことができませんが、各部の部長から、後輩たちや保護者の方、先生方への感謝の言葉や、これまでの活動を振り返り、最後の活動に向けたメッセージが語られました。

また、後輩たちもそれぞれに、個性豊かに先輩たちへの応援や励ましの気持ち、感謝の気持ちを、向陽中らしく温かに伝えました。

【各部の決意】

【勇壮な太鼓の響きで入場】

【整然とした雰囲気で始まりました】

【サッカー部】

【ユーモアたっぷりのサッカー部です】

【陸上競技部】

【堂々としたメッセージでした】

【バスケットボール部男子】

【温かなメッセージでした】

【バスケットボール部女子】

【支える気持ちが述べられました】

【ソフトテニス部】

【先輩も後輩もしっかりとしていました】

【バレーボール部】

【感動的なメッセージでした】

【後輩たちも頑張ります】

【吹奏楽部】

【素晴らしい演奏でした】

【社会体育でも活躍します】

【校長先生の温かなメッセージ】


寺田校長からは、選手団に向けて、これまでの努力を称え、節目のときを大切にしてほしい、また、自分自身を含め、様々な人たちに感謝の気持ちで、最後の夏を締めくくってほしいと、励ましの言葉が贈られました。温かな応援をしてくれた応援団に向けても、ねぎらいの言葉が贈られました。

向陽中らしく「やさしさ、強さ、こころざし」の感じられる、素晴らしい壮行会でした。
みんなで最後の夏を締めくくりましょう。
Do one's best!

メジャーリーグの全球団で背番号42は永久欠番になっています。

2020年7月8日 01時51分

「山は西からも東からでも登れる。
 自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける。」
 松下幸之助
(パナソニック創業者)

 今朝は、激しい雨の中の登校となりました。風も強く、傘ではどうしようもない状況でした。
 生徒の中には、傘が壊れてしまった生徒や自転車で通学中に転倒してけがをした生徒もいました。
 激しい雨のときは、合羽を着て登校したり、自動車で送迎したりしていただいても構いません。暴風等で危険性がある場合は、自宅待機する旨を学校まで御連絡ください。そのような判断をした場合は、少し遅らせても遅刻にはなりません。安全第一で、十分に注意をして登校させてください。よろしくお願いいたします。


 さて、午後の進路学習会は、朝とは違って比較的に天候に恵まれて、ほとんど雨がない中でのスタートとなりました。梅雨空が続き、足元が悪い中で、多くの保護者の方にお集まりいただきありがとうございました。

 今回は、磐田北高等学校、袋井商業高等学校、そして磐田東高等学校の先生方を講師としてお招きし、公立高校や私立高校の違いや学校や学科の特色、どのような生徒を求めるかといった点について、パンフレットやスライド、動画等を使用して、丁寧に説明していただきました。



 3校の先生方の熱心な講話に、生徒たちも真剣な表情で聞いていました。中学3年生として、これからの目標を見定めるきっかけになったことだと思います。
 3校の講師の先生方、本当にありがとうございました。

 9月以降の体験入学やオープンキャンパス、学校見学会等のスケジュールを確認して、体験入学等に参加して、実際に自分の目で確かめることの重要性が、どの先生からも指摘されていました。

 今年度は、コスモス体育大会や修学旅行などの行事が、2学期に変更になったことから、日程的に重なってくることも予想されます。各学校の体験入学等のスケジュールをよく確かめ、親子で一緒に計画していくことをお勧めします。

 進路は、最終的に生徒と保護者が、様々な状況を判断しながら、相談して選択していきます。

 合格の可能性を判断するときに学力や成績は判断の材料の一つですが、進路を考えるときには、大学や専門学校等への進学や就職などを考えた場合にその学校へ進学することが自分の目的に合っているのか、通学のときにどのような交通手段で行くのか、通学にはどのくらいの時間がかかるのか、経済的な面ではどうか、部活動や学校生活は自分に合っているのか、といった様々な要素を総合的に判断して、受験する学校を決めていきます。

 生徒の皆さんは、学校からの学年通信や進路便り等は、必ず保護者の方に渡して、情報を共有するように心掛けましょう。
 日頃から何でも話し合いができる親子関係も重要です。

 また、親子で日程をよく確認をして、カレンダーなどに見えるようにメモして、知らなかった、申し込まなかった、参加するのをうっかり忘れていたということがないよう注意をしてください。

 現在は、新型コロナ感染症の問題が解決していないので、体験入学や部活動の大会見学など、全てを実現することはなかなか困難ですが、その中でも、可能であれば実際に学校を訪れて、知りたい情報やイメージを獲得できるよう、積極的にチャレンジしてほしいと願っています。
 
 どんな夢も強く願わなければ、実現はしません。
 困難があっても、それを実現するために、
 具体的に行動してみましょう。
 挑戦することをあきらめないでください。
 何かを成し遂げた人たちに共通するのは、
 最後まであきらめなかった人たちだということです。

「不可能の反対は可能ではない。挑戦だ。」
ジャッキー・ロビンソン
(メジャーリーガー)

■映画『42~世界を変えた男~』予告編

元気があれば何でもできる

2020年7月7日 23時37分

「花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ」
アントニオ猪木
(日本のプロレスラー・政治家)

元気ですかー!(笑)
「元気があれば何でもできる」というアントニオ猪木さんの言葉はあまりにも有名です。

さて、今日は、森下先生のおススメ映画を紹介します。
森下先生、素敵なメッセージをありがとうございました。

■映画のタイトル
私が紹介する映画は「パパはわるものチャンピオン」という作品です。

■ストーリー
人気も実力も兼ね備えたエースレスラーだった大村孝志は、膝に大怪我を負って長期離脱してしまう。それから10年、かつての強さを取り戻せないでいる孝志は悪役レスラーとなり、客席からブーイングを浴びる日々を送っている。孝志には9歳となる息子がいるが、ついに自分が悪役レスラーであることが息子にバレ、「わるもののパパなんて大嫌いだ」と言われてしまう。しかし、そんな孝志に、名誉を取り戻すチャンスが訪れる。トップレスラーであるドラゴンジョージが孝志をタイトルマッチの相手に指名したのだ。自らのプライドと家族への愛のために、全く勝ち目のない戦いに立ち上がる孝志。そこで、息子との絆を取り戻すことはできるのか!

■メッセージ
私は、小さい頃からプロレスを見ることが大好きでした。プロレスの良さは「大事なのは勝つことではない。」ということを教えてくれることです。自分が大好きな選手がたとえ負けたとしても、最後まで全力で戦おうとした姿を見ることができたのなら満足です。もちろん結果も大切だと思います。ですが、それ以上に大切なことは、応援してくれている人や自分自身の成長のために全力で挑戦する強い意志なのではないでしょうか。

よろしくお願いします。 森下


森下先生おススメの映画は、まさかのプロレス映画です。
いつもさわやかな森下先生が、プロレス好きとは本当にわからないものです。

私のような昭和世代からすると、アントニオ猪木さんの延髄斬りやスタンハンセンのウエスタンラリアット、藤波辰爾さんと長州力さんの名勝負数え歌、初代タイガーマスクとダイナマイトキッドたちとの戦い、前田日明さんや高田延彦さんたちのUWFの戦いなどで、森下先生と話題がつながったことは嬉しい驚きでした。

ちなみに、プロレスを題材とした映画では、『ナチョ・リブレ 覆面の神様』もおススメです。
『スクール・オブ・ロック』などでの怪演が大人気だった、ジャック・ブラック主演のコメディ映画です。森下先生は、ルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)は好きですか。ストーリー的には、コメディ+タイガーマスク的な映画です。
よかったらこちらも御覧ください。

■映画『ナチョ・リブレ』予告

グライダーと飛行機

2020年7月6日 06時00分

「グライダーと飛行機は遠くからみると似ている。空を飛ぶのも同じで、グライダーが音もなく優雅に滑空しているさまは飛行機よりも美しいくらいだ。ただ、悲しいかな、自力で飛ぶことができない。」
外山滋比古 
(文学博士・英文学者)

7月5日(日)に、さわやかアリーナ(袋井市総合体育館)で、女子バレーボール部の合同練習試合が行われました。

さわやかアリーナ袋井市総合体育館

新しく快適な会場で、このような試合が行われることは、生徒にとっても保護者にとっても、幸せなことです。

観客席こそ狭いのですが、駐車場も広く、まったく密になることもなく、この企画をしていただいた先生方に感謝の気持ちを表したいです。

練習試合では、ナイスプレイも多かったのですが、それぞれに課題も見つかったことだと思います。

これからの練習の中で、課題を一つ一つ改善していってほしいと思います。

また、会場校として、向陽中に他チームをお迎えするときには、少しでも安全で快適な環境で実施できるように、精一杯準備をしていきたいと思います。











「グライダーと飛行機は遠くからみると似ている。空を飛ぶのも同じで、グライダーが音もなく優雅に滑空しているさまは飛行機よりも美しいくらいだ。ただ、悲しいかな、自力で飛ぶことができない。」

 この言葉は、外山滋比古さんが書いた、『思考の整理学』という本の中の一文です。30年以上前に書かれた本です。先日、本棚を片付けていたときに、この本が出てきて改めて読み直してみたのですが、含蓄のある言葉が並んでいて、生徒の皆さんにもぜひ読んでみてほしい名著だと思いました。

 このグライダーの章では、考えることを、空を飛ぶことに例えて表現しています。自ら考えて実行する人を「飛行機」と表現し、自ら考えることができないと勘違いしてしまっている人を、風がなければ飛べない「グライダー」と表現しているのです。

 誰にでも、誰かに導いてもらう段階と、自らの力で飛ぶ段階があるでしょう。

 バレーボールなどの部活動だけでなく、普段の学習でも、働いている場面でも、全く同じことが言えるのではないでしょうか。

 グライダーの段階も、飛行機の段階もどちらも大事です。
 けれど、少しずつグライダーから飛行機へと進化していくことを心掛けたいものです。誰かが教えてくれたことだけでなく、自分から調べて、研究してみてはどうでしょうか。

 これほど簡単に、様々な情報を得られる時代はかつてなかったと思います。私が子供のころは、本で調べるくらいしかなく、テレビで映像を見るチャンスがあれば、ラッキーなくらいでした。

 今なら、世界中の様々な技術や戦術が、Youtubeなどに紹介されています。なんと恵まれた幸福な時代なのでしょうか。自ら研究していけば、どこまでも追究することができます。

 例えば、Youtubeで「バレーボール サーブカット」で検索するだけで、本当にたくさんの動画がアップされています。

 誰かが教えてくれることを受け身で待っているのでなく、自分から研究して、自分の生き方や働き方に反映できる力を高められることを、向陽中の生徒の皆さんには期待しています。