私たちのすることは、大海の一滴に過ぎないかもしれませんが、その一滴の水が集まって、大海となるのです。
マザー・テレサ
(カトリック教会の聖人・ノーベル平和賞)
2時間目が始まるころに、突然、緊急地震速報のアラートが一斉にあちこちで鳴り響きました。千葉県沖を震源とするマグニチュード7、震度5強の緊急地震速報に、職員室では緊張が走りました。
(その後、マグニチュード5.8の表示に変更になったようです)
すぐに校長の判断を受けて、校内放送で、一次避難を指示しました。机の下にもぐり、頭を防災頭巾等で守り、強い揺れに備えるよう指示しました。
しかし、しばらく待っても、揺れは来ませんでした。
数分が経過したところで、余震の恐れもあったため、体育館に二次避難を指示しました。
全校生徒が無言で素早く移動し、人数確認をした後、状況確認や校長からのお話を聞いた上で、教室に戻りました。
今年度は、年度初めに臨時休業期間に入ったこともあって、避難訓練ができていませんでしたが、図らずも1学期中に避難訓練を行うことになりました。
生徒たちは、真剣な面持ちで、無言で移動し教職員の指示を聞いて、冷静に対応できました。非常に素晴らしい様子だったと感じました。
今回は、気象庁の会見によれば、誤報だったとのことでしたが、緊急時の避難経路の再確認や具体的な改善点を話し合う機会となりました。
(訓練ではなかったため、避難の様子を撮影できませんでした。)
■NHK NEWSWEB
■消防庁 地震防災マニュアル
■向陽中学校 緊急時の対応
世界中に定められた
どんな記念日なんかより
あなたが生きている今日は
どんなに素晴らしいだろう。
THE BLUE HEARTS
(『TRAIN-TRAIN』より)
いよいよ来週に生徒会長選挙が迫りました。
朝昼続けてきた、選挙運動も本日で終わりました。
今回の生徒会選挙では、体育館に集まらず、各教室でのオンライン演説会及び学年ごとの投票が予定されています。
そして、向陽中学校をどのような学校にしていきたいのかというメッセージが語られると思います。
さて、生徒会活動や学校行事、学級活動のような活動を「特別活動」と言います。
これらの活動は、教科の学習と同じくらい重要な活動です。教科の学習と同様に、文部科学省が示している学習指導要領の中に、どの学校でも必ず実施することやその目標がきちんと位置付けられている活動です。
通常の授業は、学級という単位で実施されることが多いのですが、特別活動では、自分たちで学校や地域社会の課題を見つけ、異なる学年や集団の人で力を合わせて、主体性や協調性を高めることを目指して活動します。
この「特別活動」には、次の3つの大きな目標があります。
1 人と協力する力を高める
(人間関係形成)
2 社会をよりよくする力を高める
(社会参画)
3 自己のよさや可能性を高める
(自己実現)
そして、「生徒会活動」は、生徒自身が自ら学校生活の課題を考え、様々な学年の人と話し合い、みんなで意見をまとめて、よりよい学校を目指して活動していくことが重要です。また、学校行事をよりよいものに工夫したり、地域や社会の課題から具体的な対策を話し合って地域社会に貢献したりすることが期待されます。
私たち教職員も、校長の経営方針や重点目標を基に、保護者の皆様や地域の皆様の願いを踏まえ、様々な施策や社会的な要請も考慮に入れて、向陽中学校が「やさしさ・強さ・こころざし」を具現化する、素晴らしい学校になるよう、日々努力しています。
これからの向陽中学校をどんな学校にしていくのかは、生徒会長選挙に出る人だけが考えるものではありません。生徒会会員の皆さん一人一人の意見が反映されるものです。
オンライン演説会では、どのような夢や願いが語られるのかを、先生方も楽しみにしています。
生徒の皆さんも、今回の生徒会選挙をきっかけにして、向陽中学校をもっと素晴らしい学校にするには、どんなことに挑戦したらよいのかを考えてみてください。生徒自らの手でより素晴らしい向陽中学校とできるよう、工夫して活動していくことを期待しています。