高齢者体験とマナー講座
2021年7月16日 23時33分できないことを見付けることで、できることが見つかる。
サミュエル・スマイルズ
(英国の作家 )
今日の3年コスモス学習(総合的な学習の時間)では、高齢者体験を行いました。
【高齢者とは何歳からですか】
CSDの今水さんのコーディネートで今回お越しいただいたのは、大藤地区の社会福祉協議会の皆様です。4名の講師の皆様をお迎えしました。
【大藤地区の社会福祉協議会の皆様】
今回の学習の冒頭で、講師の方から「高齢者とは何歳以上なんでしょうか」という問いが生徒たちにありました。
生徒たちのつぶやきを聞くと「65歳以上」だと考えた生徒が多かったようです。
講師の方は、一口に65歳以上といっても様々であること、年を取って介護や支援が必要だという高齢者は一人一人の状況によって異なっていること、元気で生き生きと暮らしている高齢者もいれば、病気や障害によって高齢者でなくても支援が必要な人もいることなどを話されました。
人生100年時代にあって「高齢者」と一括りにするのでなく、一人一人に合った対応や支援をすることの大切さに生徒たちも気づいたようです。
【様々な課題に挑戦しました】
【細かな作業にも難しさがあります】
【学校施設には段差が多いです】
【声をかけながら支援しました】
今回の学習では、高齢者になり、見えにくさや動きにくさが出てきたときどんな不安があるのか、どのようにサポートするのかを学ぶことが目的です。
生徒たちは、様々なミッションにチャレンジすることを通して、障害や加齢による困難さを体験しながら、健康を維持することの重要性や、困っている人がいたらサポートすることを学びました。
社会福祉協議会の講師の皆様、貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。
2年生は、CSDの今水さんのコーディネートで、掛川森林果樹公園アトリエ代表取締役社長の平松様を講師にお迎えして、マナー講座を行いました。
【暑い中でお話いただきました】
平松様からは、目的意識の重要性を教えていただきました。コロナ禍にあって現在の多くの企業が抱えている困難さ、その中で職業体験を引き受けることの負担や責任、そこに参加する生徒としての構えについて、お話しいただきました。
【何のためにこの話を聞くのですか】
お話を伺いながら、改めて身の引き締まるような思いを抱きました。単に形だけのマナー講座でなく、根本にある目的意識や心構えの大切さを学びました。
平松様、大切なことを教えていただきありがとうございました。生徒たちが今回の学びを職業体験に生かすことはもちろんですが、私たち教職員も日頃の教育活動に一層心を込めて取り組んでいきます。