School Song ~校 歌~

「磐田市立向陽中学校校歌」  

作詞 尾崎楠馬
作曲 中島 静

一 
 遙かなる 富士の高嶺
 昇る日に 紫匂い
 空は澄み 地に塵なし
 あゝきよら 我等が学舎
 おのがじし 直く生い立ち
 至誠もて 業をはげまむ

 二 

 陽に向う 緑の岡
 高原に 広くつづきて
 いや果てに 海も見ゆ
 あゝうらゝ 我等が学舎
 師も友も 睦み合いつゝ
 限りなき 道をきわめむ

 

 うち仰ぐ 朱のいらか
 あかねさす 夕日にはえて
 とこ若き 光みちたり
 あゝほがら 我等が学舎
 将来に 希望輝く
 比無き 幸をたゝえむ

 

 1
  はるかなる ふじのたかね

  のぼるひに むらさきにおい
  そらはすみ つちにちりなし
  ああきよら われらがまなびや
  おのがじし なおくおいたち
  まこともて わざをはげまむ

  2

  ひにむかう みどりのおか
  たかはらに ひろくつづきて
  いやはてに わたつみもみゆ
  ああうらら われらがまなびや
  しもともも むつみあいつつ
  かぎりなき みちをきわめむ

  3

  うちあおぐ あけのいらか
  あかねさす ゆうひにはえて
  とこわかき ひかりみちたり
  ああほがら われらがまなびや
  ゆくすえに のぞみかがやく
  たぐいなき さちをたたえむ  


  向陽中校歌.mp3 

 生徒が歌う校歌をお聴きください。
 (平成29年度 3年生)
  
 
 

Meaning of song ~校歌に託されたメッセージ~

本校の校歌は、昭和23年(1948年)に向笠中学校と大藤中学校が、向陽中学校となったときに校章とともに制定されたものです。

歌詞は格調が高く、美しい文語調ですが、現代の生徒たちには、かなり難解です。

ここでは、向陽中学校の校歌にどのような意味が込められているのかについて、簡単に解説します。

一番は、すがすがしい早朝の向陽中学校を表しています。

遥か彼方に富士山の美しい姿が見えてくる。
東から朝日が昇ってくるにつれ、山の色合いも変化していく。
空は澄み渡り、地上には塵(ちり)一つないほど美しく整っている。
ああ、なんと美しいのだ。私たちの学校は。
こで学んでいる私たちもそれぞれが

素晴らしい人に育ってきている。
誠実に粘り強く、自分自身を鍛えていこう。


二番には、昼間の向陽中学校の姿が歌われています。

太陽の光に向かうように、緑の台地が北の方に遠くまで広がっている。
南を見れば、遠くに遠州灘が見えている。
ああ、なんと明るく、楽しいのだ、私たちの学校は。
先生も友達もみんな、仲良く過ごす中で、
互いを思い合い、力を合わせて生きていく
人としてのやさしさを目指していこう。



三番には、夕方の向陽中学校の姿が表現されています。

見上げると、赤く彩られた屋根が見える。
赤い夕陽の光が、校舎を一層美しく照らしている。
常に若々しく美しい光が、向陽中学校の中に満ちている。
ああ、なんと朗らかなのだ。私たちの学校は。
私たちの将来には、希望が輝いている。
最高の自分の人生を拓き、誰もが幸福な社会を実現しよう。