健康な毎日を送るために
2020年5月28日 19時00分「私たちの疲労は仕事によって生じたのではなく、悩み、挫折、後悔が原因となっていることが多い」
最近、さわやかで初夏って気持ちいいなあと感じる日もありますが、気温の差が日によって大きく、心身の不調を感じている生徒の皆さんもいるのではないかと思います。
また、コロナウイルスに伴う不安を感じている皆さんもいるのではないでしょうか。
今日の保健体育の授業では、新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式について、学習しました。
映像やスライドで、新型コロナウイルスの感染経路について確認しました。すごくわかりやすい内容でした。
映像で、具体的な手洗いの仕方についても確認しました。
その他にも、マスクの正しい付け方や処理の仕方も映像で学びました。
ところで、俗に「5月病」なんていう言葉も聞きますが、具体的な表れとして「イライラする」「気分の落ち込み」などの精神的なストレスや、「肩こり」「手足の冷え」「身体のだるさ」などの身体的な不調も感じている生徒もいるようです。
さて、このような現代人の体調不良について警鐘を鳴らしている東京有明医療大学教授の川嶋朗先生は、著書の中で、次のようなことが原因だと述べています。
〇生活環境の変化によるストレス。
〇気圧や気温の変化による自律神経の不調。
〇日照時間の変化による生活リズムや睡眠の乱れ。
では、どうしたらよいかというと、次のような対策があるそうです。
①「入浴して身体を温める。」
春に乱れがちな自律神経を整えるために、シャワーでなく「入浴をする」とよいそうです。実際に米国(イェール大学)の調査によると、入浴で身体を温めるとセロトニン系のホルモン分泌に影響して、「心も温まる」という結果が出ているそうです。
②「背筋を伸ばして深呼吸をする。」
マインドフルネスという言葉を聞いたことがある人も多いと思います。意識をして呼吸をコントロールすることで、自律神経のバランスを整えることができます。
特に、腹式呼吸は横隔膜を動かす呼吸法で、内臓の動きが活発になるので、血のめぐりがよくなり、精神が安定し脳の活性化にも役立つそうです。
背筋を伸ばして深くゆっくりと息を吸って、ゆっくりと吐くことを10回やってみてください。忙しい毎日では深呼吸すること忘れているものです。
【参考】 『心もからだも「冷え」が万病のもと』 川嶋朗(集英社新書)