~ 向陽文化 ~

臨時休業期間じゃなくても読みたいおすすめ本③

2020年4月21日 15時30分
自分に薄く、その余力をもって人の為に尽くせ
 出光佐三 
実業家 / 出光興産創業者

 今日は、平松先生と仁之先生がおすすめする本を紹介します。世の中の小説には、映画化された本がたくさんありますが、二人が薦める本も、そんな映画化された本です。
 映画化されると、時間の関係で描き切れない部分があったり、なんだか消化不良の映画もあったりしますが、この二本の映画はどちらもおもしろいので、本当におすすめです。
 でも、「ぼく駐」の方は、親と一緒に観ると気まずくなる場面が少なくないので、少しだけ気を付けてください。(笑)


1 「平松先生のおすすめしたい本」


 『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(ママチャリ / 小学館文庫)

 「やられたらやり返すっ!」時は1970年代。ヤンチャでイタズラ好きの男子高校生たちと、町の駐在さん(=警察:国家公務員)が田舎町を舞台にイタズラ合戦を繰り広げる。青春を楽しみたい人、青春を忘れてしまった人に読んでほしい、おバカで笑えてちょっぴり泣ける、半分実話の小説です。

 https://www.shogakukan.co.jp/pr/bokuchu/

2 「仁之先生のおすすめしたい本」

 『海賊とよばれた男』(上・下)(百田尚樹 / 講談社)

 第2次世界大戦で敗戦し、物資がなく、困窮する日本。そんな時代に、石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造が、世界の石油会社の利権と闘いながら日本に石油を供給しようと奮闘し、それを実現し、日本の経済復興を手助けしたという、実在の人物をモデルにした本格歴史小説。
 今の日本があまり不自由なく平和に生活できるのは、これまでの先人たちの努力があってこそであることに気づかせてくれる本です。日本人の「和の精神」(親しみ、穏やかさ、助け合い、他人を思いやる)を再確認させてくれます。映画化もされているので、ぜひ見てください。
 上巻、下巻とあり、本も厚いので、上級者向けかも・・・。

 3年1組担任の平松先生は、修学旅行も進路も国語科主任も学校図書館も担当して、かなり仕事が多いのですが、涼しい顔ですいすい仕事を進めています。生徒の皆さんにとってはお姉さん的存在の、優しい先生ですが、実力派でとても頼りになります。
 
 仁之先生は、向陽中学校の教務主任です。学校のリーダーとして活躍しています。様々な行事の予定や時間割等、学校全体の計画を調整して、学校の教育活動がスムーズに進むように、対応しています。
 今年は、新型コロナの関係で、何度も何度も教育計画を作り直しているのですが、臨機応変に素早く対応しています。また、向陽学府の小学校の先生とネットワーク上での会議も可能にしてくれました。そんな仁之先生のことを、職員室では「スーパーひとし君」と呼び、みんながすごく頼りにしています。

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