~ 向陽文化 ~

臨時休業期間じゃなくても読みたいおすすめ本④

2020年4月22日 10時15分
「判断に迷った時は、より大きな集団の利益を優先することだ。自分よりも仲間たち。仲間たちよりも社会全体。そうすれば判断を間違うことはないだろう」

アルフレッド・アドラー

(オーストリア出身の精神科医 / 心理学者)


 今日は、1年部の後藤先生と森下先生、そして井伊先生がおすすめする本を紹介します。

1 「井伊先生 おすすめの本」


 『旅猫リポート』(有川 浩 / 小学館文庫)

 福士蒼汰さん主演で映画化もされました。有川浩さんの旅猫リポートです。野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年がたち、ある事情からサトルはナナを手離すことに。「僕の猫をもらってくれませんか?」一人と一匹は銀色のワゴンで最後の旅に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。ラストは井伊直樹号泣。

 ◇旅猫リポート/有川浩/講談社BOOK倶楽部

2 「森下先生 おすすめの本」

 『バッタを倒しにアフリカへ前野 ウルド 浩太郎 / 光文社)

 これは一人の男の勇気ある物語である。
 先日ニュースで、アフリカの国、エチオピアで衝撃のニュースが流れた。「100万人が食料不足に困っている。原因はバッタ。」
 バッタが人間の食料を荒らしてしまっているというのだ。
 そのような状況を見て、遠く離れたここ日本で一人の日本人が立ち上がる。何度も失敗するが彼は決してあきらめない。彼が最後に手にしたものとは・・・
 これはオーストラリアに住む前に、「日本から一冊本を持っていきたい!」と選んだ本です。あまりに面白くて、行きの飛行機で全部読んでしまいました。世界で活躍する日本人、そしてこれから新たな世界に向かう自分の境遇を重ねてすごく胸が熱くなりました。ぜひ、世界へと挑戦する男の活躍を目に焼き付けてください。 

 ◇バッタを倒しにアフリカへ/前野ウルド光太郎/光文社


3 「後藤先生 おすすめの本」

 
嫌われる勇気』岸見一郎・古賀史健 / ダイヤモンド社)

「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方法を提示するアドラー心理学について、哲人と青年の会話形式でまとめられています。
「こういう悩み、あるある!」と呟きたくなってしまうだけでなく、自分自身を見つめ直すことができる一冊です。


 1年部の先生は、非常に平均年齢が若く、フレッシュです。生徒の皆さんとも年齢が近いので、様々な相談もしやすいのではないでしょうか。一緒に親身になって考えてくれるお兄さん・お姉さんのような存在になりそうです。
 また、主任の井伊先生は、ベテランらしく様々なことに目配りをして、二人の若手の先生たちに、丁寧にアドバイスをしたり一緒に準備したりして、安定感抜群でリードしています。
 そんな1年部の先生方は、向陽中学校に、新しい風を吹かせてくれています。

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