News&Culture ~向陽文化~

レジリエンス講座

2022年2月4日 12時43分

可愛がられ抱きしめられた子どもは
世界中の愛情を感じとることをおぼえる。
ドロシー・ロー・ノルト
(作家・家庭教育学者/『子どもが育つ魔法の言葉』)

今日は3年生を対象に「レジリエンス講座」が行われました。本日の講師は、スクールカウンセラーの先生にお願いしました。

【レジリエンス講座の様子】

最近、よく聞かれるようになった「レジリエンス」とは、困難な状況に遭遇しても、それを上手に乗り越える能力のことを意味しているようです。
今日のレジリエンス講座では、困ったときやつらいときにも人には立ち直る力があること、お笑い芸人の高岸さんの「やればできる」といった言葉も紹介され、なんとかなるという楽観的な心の持ち方について、話がありました。
これから公立高校入試を控えている人が多い3年生は、自分のこととして真剣にお話を聞いていました。


ところで、以前に読んだ本で『GRIT やり抜く力』という本があります。この本は、アンジェラ・ダックワースというアメリカにあるペンシルベニア大学の心理学の教授が著した本です。
TEDやYouTubeでも多くの人が動画を視聴しているので、知っている人もいると思いますが、彼女の研究によれば、ビジネスやスポーツ、教育など様々な分野で活躍して成功している人たちには「GRIT=やり抜く力」が非常に強いという共通点があり、それを支えているのは「情熱」(自分の目標に向かって興味を持ち続けること)と「粘り強さ」(困難な状況でも決してあきらめないこと)であることを統計的に明らかにしました。
私たちは誰もが困難な状況に遭遇することがあります。しかし、私には能力がないと勝手に決めつけずに、自分の夢を追い続けることが成功につながるそうです。まさに、「継続は力」なのです。これもレジリエンスの一つなのかもしれませんね。