News&Culture ~向陽文化~

地域に支えられている学校

2020年5月13日 01時45分

「リーダーとは『希望を配る人』のことである」

ナポレオン・ボナパルト
(フランスの政治家・皇帝)

 学校には、臨時休業期間にも多くの方がお見えになります。

 本日は、「コーシン・サービス」の青島社長がお見えになりました。
 学校再開後の活動に役立ててほしいと、アルコール除菌剤の「エスミールWKⅡ-75」(15㎏)を寄付してくださいました。

【エスミールを校長先生に手渡す青島社長】

 学校では、備蓄していたアルコール除菌剤も、残りがわずかになり、困っていたので、本当にありがたいと感激しました。

 この
エスミールWKⅡ-75 は、食品への直接噴霧から調理器具・盛り付け容器そして手指の除菌まで、幅広い用途に使える食品添加物許可のアルコール除菌剤です。
 エスミールWKⅡ-75は、アルコール度数が75度あり、一般雑菌類はもとより食中毒細菌の除菌、食中毒の予防対策に欠かせないアルコール除菌剤です。
 しかも、噴霧後は拭取りのいらない速乾性なので、学校等の施設ではとても便利に使用できます。

 青島社長は、学府の小学校にも、同様に寄付をされるそうです。また、マスクの寄付も予定していると伺いました。
 校長先生のお話では、今回だけでなく「コーシン・サービス」様が、地域の学校に、寄付を毎年行われているそうです。

【笑顔で話される青島社長】

 青島社長は、あまり大きくしないでくださいと笑顔で話されていましたが、学校としては困っている中でしたので、本当に感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございます。

 学校は、本当に地域の皆様の善意に支えられています。
 生徒の皆さん、地域に恩返しとして何ができるかを、私たちみんなで考えていきましょう。
 まずは、地域の方に、爽やかな挨拶を心掛けましょう。

【エスミールWKⅡ-75 一斗缶 15kg】

 もう一つ、中棟(特別教室棟)のトイレですが、廊下から中が見えてしまうため、用務員の平井さんがのれんを付けてくださいました。プライバシーの配慮に感謝します。定期的に消毒や洗濯もしてくださるそうです。平井さんは、学校周辺の草刈りや整備作業を、毎日丁寧にやっていただいています。生徒の皆さんの知らないところで、学校の教育活動を支えてくださっています。本当にありがとうございます。

【男子トイレののれん】


【女子トイレののれん】

夏の扉を開けて

2020年5月11日 21時25分

「行動は必ずしも幸福をもたらさないかもしれないが、行動のないところに幸福はない」

ベンジャミン・ディズレーリ
(イギリスの政治家・作家)

 今日は、久しぶりの登校日。
 昇降口前の池の浮草も、美しい花を咲かせていました。



 各学年ごとに時間差で登校しましたが、登校する空の色も、夏を思わせる鮮やかな色になってきたことを感じました。午後には30度に迫り、マスクをつけていると汗ばむ陽気でした。






 各学級では、登校したら、まず、検温や体調の確認、手洗い・うがいをした後に、入室しました。



 教室では、一人一人と面談したり、今後の自主学習等のアドバイスをしたりしました。
 各学級で提出された一人学びノートや問題集なども、充実した取組の人が大変多く、さすが向陽中学校の生徒だと、うれしくなりました。
 以下は、一人学びノートの様子です。




 友達の一人学びノートづくりを参考にして問題集だけでなく、自主学習としての自分だけのノートづくりに、工夫をして取り組み、今後の家庭学習の習慣づくりに生かしてほしいものです。

 また、eライブラリへの取組は個人によって大きな差がありました。毎日アクセスして学習に取り組んだ人もいました。先生たちから、eライブラリは、誰がどのくらい進んでいるか、どのくらいアクセスしているか、合計すると何時間勉強したかが分かると聞いて、驚いている人もいました。今度こそ頑張るぞと、決意を新たにした人もいたのではないでしょうか。
 明日から、再び家庭学習が再開します。臨時休業期間もラストスパートのつもりで、頑張っていきましょう!

5月11日(月)時点の連絡内容

2020年5月11日 00時56分

【新型コロナ感染予防に伴う本校としての対応について】2020.5.11


1 臨時休業延長に伴う今後の予定について

⑴ 次回の登校日 5月25日() 

⑵ 給食なし、午前のみ
  ◆800815の間に登校してください。 
  ◆昇降口は、8:00に開けます。

⑶ 持ち物 ①健康観察カード ②あゆみ ③上履き ④筆記用具 ⑤自主学習ノート ⑥提出課題 ⑦その他、学年で指示されたもの

⑷ 子供たちの負担を考え、登校時刻にゆとりを持たせています。早すぎたり遅すぎたりしないよう、時間を守って登校させてください。

⑸ 必ず自宅で、検温と健康観察を行ってきてください。また、健康チェック表を持参させてください。

⑹ 生徒にマスクの着用をさせてください。

⑺ 本人及び同居の御家族に37度以上の発熱がある場合や、せき、のどの痛み、鼻水などのかぜの症状がある場合は、登校を控えてください。

⑻ 5月25日(月)が臨時休業期間の場合は、保護者の判断で登校を見合わせても構いません。ただし、臨時休業期間がそれ以前に終了した場合は、欠席扱いとなります。登校しない場合は、保護者の方が必ず連絡をしてください。また、保護者の方が配付物を学校まで取りに来てくさい。

⑼ 暑くなることが予想されます。水筒を持参させてください。

⑽ これまでの生活リズムを維持しながら、引き続き感染拡大防止対応を、継続してください。

 

2 緊急事態宣言中の対応について

420()から緊急事態宣言解除までは、緊急事態宣言の発令に伴い、教職員の育児や安全に配慮した出勤体制を調整します。

 

3 緊急事態宣言発令中の来校について

緊急事態宣言発令中は、通常の業務等で本校に来校される場合を除き、原則として直接の来校は御遠慮願います。やむを得ない状況がある場合は、あらかじめ電話で御連絡、御相談願います。

 

4 課外活動、外出の自粛について

学校内外を問わず、クラブ活動やサークル活動、友人宅への訪問、不要不急の外出については、自粛を強く要請します。やむを得ない事情で外出する場合は、マスクの着用、手洗い等の感染予防を徹底するようにしてください。

5 今後の学校の再開について

⑴ 別添の配付文書で確認願います。

⑵ 感染拡大または収束状況によって、臨時休業期間が延長されたり、短縮されたりする場合があります。

【確認しよう】5月24日(日)までの家庭学習アドバイス
  ★0511 1年休業中課題③.pdf

 □ ★0511 2年休業中課題③.pdf

 □ ★0511 3年休業中課題③.pdf

 ※さらに延長になりました。5月の学習や生活を計画しよう。
 ※毎朝、今日のスケジュールを確認してから始めよう。
 ※「一人学びノート」づくりにチャレンジしよう。

【やってみよう】eライブラリにチャレンジ!

 ☆(eライブラリ)ログインページ(PC)

 ☆(eライブラリ)ログインページ(スマートフォン)
 家庭学習使い方ガイド(生徒用).pdf
 ※学校コード :4150843569
 ※配布した個人ID・パスワードを入力して、ログインしてください。


【生活リズムや運動不足に悩む君へ】 
 (参考)週間計画表(活用しよう).pdf
 (参考)運動取組カード:表(中高生用).pdf
 (参考)運動取組カード:取組例(中高生用).pdf

 【おもしろい!限定公開中も多いので早めにアクセス!】
 
 
 (文部科学省)子供の学び応援サイト
 (経済産業省)#学びを止めない未来の教室
 ★
(よみうりランド他)おうち遊園地

 ★(空想科学研究所)図書館通信
 ★ 学校では教えてくれない人生を生きる知恵
 ★(科学技術広報研究会)科学技術の面白デジタルコンテンツ
 ヨメルバ KADOKAWA児童書ポータルサイト
 
学研 家庭学習応援プロジェクト
 ★お家で英語学習 NHKゴガク


 【保護者の皆様へ】
 

 □☆①eライブラリ保護者文書.pdf

 ☆②eライブラリ家庭学習サービス案内.pdf

 □0427 布マスク配布 保護者通知(向陽中).pdf

 □警察からの注意喚起.pdf


臨時休業期間じゃなくても読みたいおすすめ本⑧

2020年5月8日 18時37分

子ども叱るな 来た道だもの
年寄り笑うな 行く道だもの
来た道行く道 ふたり旅
これから通る 今日の道
通り直しのできぬ道
妙好人
(浄土教の篤信者)

 早いもので、来週には5月も中旬になりそうです。
 週末は天気が崩れるそうで、「走り梅雨」といった印象になりそうです。この時期は、爽やかで過ごしやすい季節ですが、ときどき梅雨を感じさせるようなぐずついた天候の日もあります。
 そんな日は、「STAYHOME日和」ということで、思い切りインドア生活を満喫してみましょう。平日には感染リスクを抑えながら学習や仕事を地道に頑張り、休日にはのんびりと自宅で自分のしたいことをして過ごす「新しい生活様式」も、すっかり軌道に乗っている人も多いのではないでしょうか。
 ■【参考】新型コロナウイルス感染拡大の防止のために
 都道府県によって異なりますが、全国や県内の感染状況も、改善の傾向が見えてきています。今後は、緊急事態宣言が解除になって5月末より早い時期に再開される可能性も出てきました。
 それでも、世界でも国内でも、感染が下火になった後、再び感染が広がる状況も数多く見られます。私たちも、仮に解除になったとしても、当分は注意深く生活していくことが必要になりそうです。
 そんなときこそ、「人と人との温かなつながりやかかわり」が大切です。
 例えば、我が家の近所にあるコンビニエンスストアの方が、いつもにこやかに対応してくれるので、私はいつも心が温かくなります。当然、透明なビニールシート越しで、互いにマスクは着用しているのですが、笑顔や温かな雰囲気は他の人を幸せにしてくれます。

 向陽中も、にこやかで温かな先生ばかりなのですが、その中でも飛び切りの元気印で、学校を明るくしてくれる「温かなお母さん」のような存在が、美砂先生です。「きれいなお姉さんでしょ!」と美砂先生のツッコミが聞こえてきそうです(笑)。
 職員室でも、美砂先生の周りには、いつも笑顔があふれています。
 そんな美砂先生が、おすすめの絵本を紹介してくれました。

『きみはほんとうにステキだね』 宮西達也 ポプラ社
 こんにちは! 美砂です〜!
 私がおススメする本は『きみはほんとうにステキだね』
 宮西達也作のティラノサウルスシリーズの絵本の中の1冊です〜!
 本を読む習慣が全くない私ですが、子どもたちのために、絵本の読み聞かせはしていました!
 たくさんの絵本を読みましたが、このティラノサウルスシリーズが私は大好きです!
 特に、この「きみはほんとうにステキだね」は、暴れん坊で自分勝手なティラノサウルスが、心優しいエラモサウルスと出会うことで本当の友情に気付くお話です!
 友情について考えさせられる内容ではありますが、温かく穏やかな気持ちになりますよ!長い文章を読むのが苦手な人や、読書をする時間のとれない人におススメです〜!絵本を読んで一緒にほっこりしましょう〜!!

臨時休業期間じゃなくても読みたいおすすめ本⑦

2020年5月7日 07時00分

「今の人はみんな『何かをしなければ』と思いすぎるんですね。何かをしていることが当たり前で、何もしていない人はさぼっていると思われるのが現代ですけれども、時々は何もしないで、ボーっとしているという時間を持ったほうがいい。」
河合隼雄
(心理学者)

 立夏も過ぎ、暦の上では夏となりました。
 GW前半のように、気候が良い日が続くと、自宅で過ごすのが本当にもったいないと感じます。
 ドライブやキャンプ、温泉や登山、スポーツや釣りなど、本当だったら、このゴールデンウィーク中にやりたかったこと、たくさんあったんじゃないでしょうか。
 私も仕方がないので、YouTubeでキャンプ動画や車中泊動画などを時々見ますが、アウトドアに出かけたい、川や海で遊びたい、少年時代のわくわくとした気持ちを思い出したい、私のゴールデンウィークを返せ~というあなたにおすすめの4冊を、今日は紹介したいと思います。

■『四万十川 あつよしの夏』 笹山久三 河出書房新社
 ともかく思いっきり昭和の世界です。
 作品の舞台は昭和30年代の高知県の四万十川(しまんとがわ)近く。
 まだ日本は貧しい時代でした。「ALWAYS三丁目の夕日」という映画がありましたが、あの時代を想像するとイメージがわいてくるかも。田舎のお風呂は、薪で沸かす時代でした。
 温かな家族の中で篤義は、猫のキイと共に育っていきます。
いじめられていた同級生の女の子を救うために、彼はどう行動したのでしょうか。
 まだ読んだことがない大人にこそ、この本を読んでほしいと思います。もちろん、中学生にもおすすめです。
 ちなみに、この笹山久三さんの『とおい夏の日』は、2018年の公立高校入試の文学の問題で出題されました。最近の高校入試では、杉みき子さんとか内海隆一郎さんといった、割と古典的な作家も出題されていて、びっくりさせられます。
■『泣けない魚たち』 阿部夏丸 講談社
 こちらも負けじと劣らず、思い切り昭和感満載です。
 作品の舞台は昭和40年代の愛知県の矢作川(やはぎがわ)近く。
 夏場になってくると、川や海での子供や若者の事故がよく報道されるように、最近は川遊びや海遊びを、子供たちだけでするのはなかなか許されない時代になりました。
 阿部夏丸さんの作品は、子供たちがかいぼりなどの川遊びをすることが多く、子供のころに川遊びをした経験がある大人たちにとっては懐かしく読めるのではないかと思います。
 今は、そんなことができない時代だからこそ、自然とのふれあい、仲間たちとの友情、そして大人たちとの関わりなど、いろいろと考えさせられる本です。
 阿部夏丸さんは、児童書も多く出版しているので、もしかしたら読んだことがある人もいるかもしれません。なお、阿部夏丸さんの『峰雲へ』(小学館)も本当に素晴らしい本で、『BePal』おすすめなのですが、こちらはもう絶版になっているので、なかなか購入は難しいかもしれません。
 ちなみに、阿部夏丸さんもしばらく前は、よく入試や学力調査などで出題されていました。
■『翼はいつまでも』 川上健一 集英社
 こちらも、昭和40年代の青森県十和田湖(とわだこ)近くが舞台です。
 まあ、田舎の野球少年がラジオで聞いたビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」を聴いて、何かに突き動かされるように、恋と友情、大人たちとの対立など、青春時代を格闘するお話です。
 ただ、改めて読むと、少しどうかなあと思う場面も多いので、気になる人は、昭和ってこんな感じだったのねと軽く読み飛ばしてください(笑)。中学生が十和田湖畔で一人でキャンプなんて、今なら大問題になりそうです。でも、友達や好きな女の子のために、もがく主人公に共感できる男の子は多いんじゃないかと思います。『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』にもどこかつながる本です。川上健一さんの他の作品では『ららのいた夏』とかもおすすめです。

■『ぱいかじ南海作戦』 椎名 誠 新潮社
 さて、最後は椎名誠さんです。もう説明はいらないくらい、世界中を旅して、様々な人と出会い、様々な冒険をしてきた椎名誠さんの本は、どれを読んでも面白く味わいがあります。
 この本は、現代といっても平成ですね。南風(ぱいかじ)が吹く沖縄の離島が舞台です。
 主人公は会社が倒産し、奥さんとも離婚し、全てが嫌になって、南の島にやってきました。
 南の島の海岸でソロキャンプ生活を始めたわけですが、様々なトラブルに遭遇します。
 南の島で持ち物を含め、すべてを失ったとき、あなたならどうしますか。
 阿部サダヲさん主演で映画化もされたので、こちらを見た人もいるかもしれません。
 なお、椎名誠さんの『アイス・プラネット』というお話が、国語の教科書に掲載されています。
 椎名さんの作品は『岳物語』や『あやしい探検隊』シリーズ、『哀愁の町』シリーズなど、本当に面白く、枚挙にいとまがないので、こちらもぜひ読んでみてください。