News&Culture ~向陽文化~

理想の向陽中学校を語ろう

2020年7月17日 18時27分

世界中に定められた
どんな記念日なんかより
あなたが生きている今日は 
どんなに素晴らしいだろう。
THE BLUE HEARTS
(『TRAIN-TRAIN』より)

いよいよ来週に生徒会長選挙が迫りました。
朝昼続けてきた、選挙運動も本日で終わりました。


今回の生徒会選挙では、体育館に集まらず、各教室でのオンライン演説会及び学年ごとの投票が予定されています。
そして、向陽中学校をどのような学校にしていきたいのかというメッセージが語られると思います。


さて、生徒会活動や学校行事、学級活動のような活動を「特別活動」と言います。

これらの活動は、教科の学習と同じくらい重要な活動です。教科の学習と同様に、文部科学省が示している学習指導要領の中に、どの学校でも必ず実施することやその目標がきちんと位置付けられている活動です。

通常の授業は、学級という単位で実施されることが多いのですが、特別活動では、自分たちで学校や地域社会の課題を見つけ、異なる学年や集団の人で力を合わせて、主体性や協調性を高めることを目指して活動します。

この「特別活動」には、次の3つの大きな目標があります。

1 人と協力する力を高める
 (人間関係形成)
2 社会をよりよくする力を高める
 (社会参画)
3 自己のよさや可能性を高める
 (自己実現)

そして、「生徒会活動」は、生徒自身が自ら学校生活の課題を考え、様々な学年の人と話し合い、みんなで意見をまとめて、よりよい学校を目指して活動していくことが重要です。また、学校行事をよりよいものに工夫したり、地域や社会の課題から具体的な対策を話し合って地域社会に貢献したりすることが期待されます。

私たち教職員も、校長の経営方針や重点目標を基に、保護者の皆様や地域の皆様の願いを踏まえ、様々な施策や社会的な要請も考慮に入れて、向陽中学校が「やさしさ・強さ・こころざし」を具現化する、素晴らしい学校になるよう、日々努力しています。

これからの向陽中学校をどんな学校にしていくのかは、生徒会長選挙に出る人だけが考えるものではありません。生徒会会員の皆さん一人一人の意見が反映されるものです。
オンライン演説会では、どのような夢や願いが語られるのかを、先生方も楽しみにしています。


生徒の皆さんも、今回の生徒会選挙をきっかけにして、向陽中学校をもっと素晴らしい学校にするには、どんなことに挑戦したらよいのかを考えてみてください。生徒自らの手でより素晴らしい向陽中学校とできるよう、工夫して活動していくことを期待しています。

自分を信じて精進を重ねる

2020年7月16日 22時55分

「今日いい稽古をしたからって、明日強くなるわけじゃない。でもその稽古は2年先、3年先に必ず報われる。自分を信じてやるしかない。大切なのは信念だよ。」

九重親方
(元横綱・千代の富士

テストに向けて取り組んだ家庭学習の成果を、各教科で確認しています。私が担当しているのは1年生の国語なのですが、素晴らしい取組がたくさんあったので、その一部を紹介します。



この生徒は、①まず自分の力で解答する。②次に解答例を確認しながら、丸付けをする。③間違えた問題や分からなかった問題を青ペンで訂正する。といった方法で学習しています。1年生で、このような取組をしている生徒が、他にもたくさんいました。丁寧な取組に好感が持てます。今回のテストで、訂正されていた問題が出題されていた人がいました。



この生徒は、漢字の問題を1回目は直接記入し、付箋を貼って、そこに2回目、3回目と繰り返し記入していました。この写真はそれが分かるように、わざとずらして写真を撮影してありますが、実際にはきれいに重ねてありました。もちろん、間違えた問題は訂正されていました。漢字ノートには、間違えた問題だけを繰り返し練習している人もいました。誠実な取組に拍手を送りたいです。



この生徒は、教材を一度コピーして、まずコピーを自分で解答し、丸付け訂正をしています。予習として行っているのでしょう。そして、さらにテスト前に、2回目を問題集に直接記入しています。取り組んだプリントは同じページに貼ってありました。地道な取組が本当に素晴らしいです。このページだけではありません。テスト範囲の全てのページをコピーして、貼ってありました。なかなか誰でもできることではありません。

さて、漢字書き取りの提出ですが、1年生は特に提出の指定をせず、全くの自由提出にしています。

しかし、その分、予習としての取組や復習としての取組、学校の授業の振り返りなどを、自主学習として取り組んでいる生徒が多いです。

この自主的な学習習慣は、もしかしたら臨時休業中の一人学びの成果かもしれません。保護者の方のサポートやアドバイスもおそらくあるのでしょう。これからずっと継続していけば、大きな自信につながるのではないでしょうか。

話は変わりますが、
少し前に、大相撲の休場に伴い、過去の番組が放送されていました。その中で現役時代の千代の富士関は、その並外れた努力を支えていたのが、己を信じる心だったと語っていました。

九重親方は力士としては決して大きな身体ではありませんでした。しかし、その稽古量はすさまじく、不屈の闘志でその不利を補い、千代の富士として、昭和の歴史に残る大横綱となりました。

「ウルフ」のあだ名のとおり、肩の脱臼などの大けがをしても、稽古で鍛え上げ、大きな身体の力士に眼光鋭く食らいついていく姿に私は憧れました。

向陽中の生徒の皆さんも、自分を信じて、学習面でも部活動などの他の面でも、主体的な努力を継続していってほしいと願っています。
先生からやることを指示されたから、義務として取り組むのでなく、自分にとって必要な学習を工夫して取り組むことを大切にしてください。

どの教科も、学校の授業だけで全て定着できる人は、そう多くないと思います。自分の時間を使って、少しずつ努力を継続していける人になってほしいものです。
そんな人はまさに風に流されるグライダーではなく、自ら飛ぶことができる飛行機のような人だと思います。

保護者の皆様には、子供たちの努力を見守り、困っているときにはサポートをして、頑張りを認めていくなど、引き続きの応援をお願いいたします。

千代の富士の稽古(YouTube)

為せば成る

2020年7月15日 22時47分

「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」

上杉鷹山 
(米沢藩第9代藩主)

今日は1学期期末テストが行われました。新型コロナウイルス感染症拡大防止対応に伴う臨時休業期間が続いたことから、中間テストは中止になりました。

特に、1年生にとっては初めての定期テストでしたが、どのように感じたでしょうか。難しかったとか、意外とできたという声も聞かれました。明日から、少しずつテストが返されると思います。

テストの状況について、保護者の方も確認していただき、頑張って成果が出ている教科はさらに向上させ、課題が見つかった教科はこれからの学習の改善について、一緒に話し合っていただくとよいと思います。

さて、今週末の日曜日から、いよいよメモリアルマッチが始まります。日曜日には、本校でバレーボールが、豊田グラウンドで野球が行われる予定になっています。
各校の選手や保護者をお迎えする準備をしていますが、天候によっては駐車場がぬかるんでしまうという問題がありました。

学校で使える予算にも限りがあるので、砂利を可能な範囲で購入しました。山になった砂利を少しずつ広げようと考えていたのですが、天候が悪い日が続き、なかなか作業が進みませんでした。

放課後に作業をしていると、男子バスケ部と陸上競技部の1年生が、作業を手伝ってくれました。



やってみると分かるのですが、雨を含んで固まった砂利を一輪車に積んだり、運んだりするのは、思いのほか重労働です。


しかし、そんな中でも、生徒たちはまるで部活動でもやっているかのように、「ファイト―!」と大きな声を掛けながら、笑顔で作業を手伝ってくれました。本当に仲良く前向きに取り組んでくれたので、楽しく作業を進めることができました。

靴や体操服、靴下が砂利の作業で少し汚れてしまいました。保護者の皆様の中には、驚かれた方もいたと思います。申し訳ありません。

生徒たちの頑張りによって、山になっていた砂利も、すっかり広げることができました。また雨が降ったり、利用したりを繰り返せば、少しずつなじんできて、今までよりも、使いやすい駐車場になりそうです。男子バスケ部と陸上競技部の1年生の皆さん。本当にありがとう。


【追伸】
さらに、特別支援学級の皆さんも、協力してくれました。ありがとうございます。

Do one's best

2020年7月10日 18時21分

「何かが障害として前に立ちはだかっているように感じても、実際には何もない。ただ、ベストを尽くすチャンスと、ある程度の成功を収められる可能性があるだけだ。」
マイケル・ジョーダン
(NBAのスーパースター)

7月9日(木)に、壮行会を行いました。

今年は、磐周大会をはじめとして、各種大会が全て中止になりましたが、メモリアルマッチや活動の締めくくりを目標に、各部では頑張っています。

後輩たちは、そんな3年生の努力を称え、応援する気持ちを伝え、励まし、3年生は最後の夏に向けての決意を後輩たちに伝える会として、今年も壮行会を行いました。

もちろん、一斉応援や校歌斉唱といった活動は行うことができませんが、各部の部長から、後輩たちや保護者の方、先生方への感謝の言葉や、これまでの活動を振り返り、最後の活動に向けたメッセージが語られました。

また、後輩たちもそれぞれに、個性豊かに先輩たちへの応援や励ましの気持ち、感謝の気持ちを、向陽中らしく温かに伝えました。

【各部の決意】

【勇壮な太鼓の響きで入場】

【整然とした雰囲気で始まりました】

【サッカー部】

【ユーモアたっぷりのサッカー部です】

【陸上競技部】

【堂々としたメッセージでした】

【バスケットボール部男子】

【温かなメッセージでした】

【バスケットボール部女子】

【支える気持ちが述べられました】

【ソフトテニス部】

【先輩も後輩もしっかりとしていました】

【バレーボール部】

【感動的なメッセージでした】

【後輩たちも頑張ります】

【吹奏楽部】

【素晴らしい演奏でした】

【社会体育でも活躍します】

【校長先生の温かなメッセージ】


寺田校長からは、選手団に向けて、これまでの努力を称え、節目のときを大切にしてほしい、また、自分自身を含め、様々な人たちに感謝の気持ちで、最後の夏を締めくくってほしいと、励ましの言葉が贈られました。温かな応援をしてくれた応援団に向けても、ねぎらいの言葉が贈られました。

向陽中らしく「やさしさ、強さ、こころざし」の感じられる、素晴らしい壮行会でした。
みんなで最後の夏を締めくくりましょう。
Do one's best!

メジャーリーグの全球団で背番号42は永久欠番になっています。

2020年7月8日 01時51分

「山は西からも東からでも登れる。
 自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける。」
 松下幸之助
(パナソニック創業者)

 今朝は、激しい雨の中の登校となりました。風も強く、傘ではどうしようもない状況でした。
 生徒の中には、傘が壊れてしまった生徒や自転車で通学中に転倒してけがをした生徒もいました。
 激しい雨のときは、合羽を着て登校したり、自動車で送迎したりしていただいても構いません。暴風等で危険性がある場合は、自宅待機する旨を学校まで御連絡ください。そのような判断をした場合は、少し遅らせても遅刻にはなりません。安全第一で、十分に注意をして登校させてください。よろしくお願いいたします。


 さて、午後の進路学習会は、朝とは違って比較的に天候に恵まれて、ほとんど雨がない中でのスタートとなりました。梅雨空が続き、足元が悪い中で、多くの保護者の方にお集まりいただきありがとうございました。

 今回は、磐田北高等学校、袋井商業高等学校、そして磐田東高等学校の先生方を講師としてお招きし、公立高校や私立高校の違いや学校や学科の特色、どのような生徒を求めるかといった点について、パンフレットやスライド、動画等を使用して、丁寧に説明していただきました。



 3校の先生方の熱心な講話に、生徒たちも真剣な表情で聞いていました。中学3年生として、これからの目標を見定めるきっかけになったことだと思います。
 3校の講師の先生方、本当にありがとうございました。

 9月以降の体験入学やオープンキャンパス、学校見学会等のスケジュールを確認して、体験入学等に参加して、実際に自分の目で確かめることの重要性が、どの先生からも指摘されていました。

 今年度は、コスモス体育大会や修学旅行などの行事が、2学期に変更になったことから、日程的に重なってくることも予想されます。各学校の体験入学等のスケジュールをよく確かめ、親子で一緒に計画していくことをお勧めします。

 進路は、最終的に生徒と保護者が、様々な状況を判断しながら、相談して選択していきます。

 合格の可能性を判断するときに学力や成績は判断の材料の一つですが、進路を考えるときには、大学や専門学校等への進学や就職などを考えた場合にその学校へ進学することが自分の目的に合っているのか、通学のときにどのような交通手段で行くのか、通学にはどのくらいの時間がかかるのか、経済的な面ではどうか、部活動や学校生活は自分に合っているのか、といった様々な要素を総合的に判断して、受験する学校を決めていきます。

 生徒の皆さんは、学校からの学年通信や進路便り等は、必ず保護者の方に渡して、情報を共有するように心掛けましょう。
 日頃から何でも話し合いができる親子関係も重要です。

 また、親子で日程をよく確認をして、カレンダーなどに見えるようにメモして、知らなかった、申し込まなかった、参加するのをうっかり忘れていたということがないよう注意をしてください。

 現在は、新型コロナ感染症の問題が解決していないので、体験入学や部活動の大会見学など、全てを実現することはなかなか困難ですが、その中でも、可能であれば実際に学校を訪れて、知りたい情報やイメージを獲得できるよう、積極的にチャレンジしてほしいと願っています。
 
 どんな夢も強く願わなければ、実現はしません。
 困難があっても、それを実現するために、
 具体的に行動してみましょう。
 挑戦することをあきらめないでください。
 何かを成し遂げた人たちに共通するのは、
 最後まであきらめなかった人たちだということです。

「不可能の反対は可能ではない。挑戦だ。」
ジャッキー・ロビンソン
(メジャーリーガー)

■映画『42~世界を変えた男~』予告編